重要文化財 吉島家住宅

 

 前に高山に来たときに隣の日下部民芸館を見学したのです。立派な建物でした。
日下部民芸館はお茶におせんべいがでるのです。それにスタッフが愛想よく、あれやこれやと世話を焼いていたような。

吉島家住宅は何も出ません。入場料を払ったらお構いなし。この違いが見学者の人数に違いが出ているのではと思います。(笑) でもとても立派な住宅なのです。

 

 

入場料を払ったらまず2階へと言われ階段を上った所。奥の部屋は1段高くなっています。床に段差が多いのです。

 

2階の奥のお座敷
奥の部屋を左に曲がり階段を2,3 段上るともう一つのしたへ下りる階段の踊り場があり、更に階段を3段ぐらい上るとお座敷があります。

最初に上った階段じゃない方の階段を降りてきます。1階です。こんな具合に部屋の奥にまた部屋があります。

ピンぼけだけど文庫蔵です。帳簿を仕舞っておくところ。他にも蔵がありますが見学領域ではないようです。

座っている人が見ているのはビデオ。この家の紹介ビデオです。私も上がりこんで見てきました。

この家の特徴だと書かれていた天井の骨組み。サイドから光が取り入れられる。

 

造り酒屋を示す丸い杉玉が軒からぶら下がっています。

 

印篭美術館

開館日 4月1日〜11月30日 (火曜日定休) 9:00〜17:00 大人500円、小中高学生300円

その後近くの印籠美術館へ向かいました。「この紋所が目には入らんか。頭が高い。控えおろう。・・・」でおなじみの印籠ですがどのような構造になっているかご存知でしたか?常備薬を入れておく物ということですが、あの紋所のついている面が蓋になっていてぱかっと開くのかなと思っていましたが違うのですよ。小さな重箱が重なっているといったらぴったりです。その重箱がずれないようにサイドに紐を通し、上 を玉で留め紐の先に根付けを付けています。

蒔絵で金、銀、象牙等などが象嵌してあったりしてとてもきれい。小さな印篭の中にこれほど技術、芸術を凝縮させているのかと驚き、一つ一つの個性豊かな美しさにため息の連続でした。根付けも細かい細工が施されてありますがこちらの方は何か不気味な、気持ち悪い細工が多いです。般若や蛙、蛇など。印籠に睨みを利かせているのでしょうか?

こんなすばらしい印篭ですから作ってもらったら一つ100万円です、なんて言われそうですが、本来の目的の薬箱から装飾品になり、男性のおしゃれ道具になりました。お金持ちが競って素晴らしい印篭を作らせたのでしょう。目の保養になりました。

そろそろ次の目的地へ向かわないとということで高山を後にしました。高山をでてから山道の途中にサンメンバー高山がありました。高山の観光地から遠いので高山見物にはちょっと不便そうですね。

注)

私は高山は2度目ですので観光のポイントは1度目に来たときにいろいろ見てしまいました。初めての方は有名な朝市、陣屋や屋台会館、日下部民芸館、飛騨の里などいろいろありますからメジャーなところを見てくださいね。

 

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