大内宿  福島県南会津郡下郷町

 大内宿は江戸時代には会津若松から奥州街道へ通じる会津西街道の宿場町として栄えました。会津藩の大名行列や旅人が行き交いました。ところが明治時代になると日光街道が出来て ここを通らなくなり、大内宿は取り残されました。

北に芦の牧温泉があります。標高650mぐらいの山の中の宿場町です。山道を大分登ったところにあります。大きな駐車場があり、観光バスが何十台もとまれますので駐車場に困ることはないと思います。 お天気は雨が降ったり、止んだりでした。

 

道の両側にきれいな水路があってそこで飲み物や野菜などを冷やしています。
 

 

三澤屋さん、並んでいます。

大和屋さん

大内宿に入ってすぐ三澤屋さんが目に付きました。ガイドブックに出ていたお蕎麦のお店です。

中に入って名前を言って番号札をもらいました。1時間半待ちと言われました。先に観光して後でまた来ようとお店を出ました。おなかがすいてからお店に行くと待ちきれませんね。先に行って大正解。

 

この辺はねぎそばが名物
 

栃の実のお饅頭
袋の破り方が乱暴でした。お恥ずかしい。

大和屋さんで栃の実のお饅頭を買いました。5個入りで売っていましたが、「一つだけほしいのですけど」と言ったらご主人が5個入りの袋をはさみで切って1つだけ売ってくれました。「どこから来たの?」と聞かれたので「横浜から」と言ったら、「観光バスで?」と聞かれたので、「一人で運転してきました。」と言ったらすごく感心されてしまいました。

ご主人は雨で濡れた椅子をタオルで拭いてくれて、お茶も入れてくださいました。お饅頭は美味しかったです。
大内宿の人は親切なのです。

マメコバチの巣 珍しいです。

マメコバチとは・・・↑クリック、なるほど

並んでいる家は皆、お土産さんか食堂、
お蕎麦屋さんです。

正面は食堂

子安観音堂が小高いところにあり、大内宿を上から見ることが出来ます。

時々雨がざーと降って、すると人が軒下に避難して道には人がいなくなります。

雨が激しく降っています。
 

大内宿 三澤屋

福島県南会津郡下郷町大内字山本 26−1 TEL 0241-68-2927

1時間後ぐらいに番号札をもらっておいた三澤屋さんへ 戻りました。1時間半待ちと言われたので、やっぱりまだでした。それからお店の土間の待合室で蕎麦打ちを見ていたり、囲炉裏で岩魚を焼いているのを眺めたりして、30分待っていました。

ちゃんと30分後に名前を呼んでもらって案内されました。待ち時間に誤差がないのも驚きました。靴は脱ぐとお店の人が下駄箱へ片付けてくれます。それからは注文を取りに来るときもずっと名前で呼んでくれます。○○様、いらっしゃいませ。本日のお勧めは・・・という調子です。

お漬物もたっぷりあっておいしいです。

 今の季節は囲炉裏に火が無いのでお花

店内、すごく広いのですよ。足の悪い方は座れないので椅子が用意されます。撮影時間14:45
まだテーブルが空いていない。

山菜のてんぷら。てんぷら盛り合わせだと多すぎるので少しのにしましょうと言っていたのですが、出てきたのを見たら、少しでも多いです。これは食べ切れませんでした。岩魚の塩焼きかてんぷらか迷ったのですが、後で考えると岩魚が良かった。後悔・・・

これがねぎそばです。三澤屋さんでは高遠そばと言います。 会津の殿様が信州高遠藩で育ち、寛永20年会津藩主となって以来、大根おろしそばを高遠そばと呼ぶのだそうです。
長ネギを箸がわりに用い、薬味をかねて食べます。でも食べづらいのでお箸で食べました。

このネギは辛くなくてかじって食べて美味しいのです。
汁は色が薄いです。なめらかなお蕎麦です。大根おろしが入っていて、削り節がかかっています。

とても美味しいお蕎麦です。1.5人前分ぐらいの大盛りなので、このお蕎麦を食べるだけでも大変でした。

これは汁蕎麦ですが、つけだれにつけて食べるお蕎麦もありました。隣の席のご夫婦が食べていらして、つけだれはやはりちょっと味が濃い目だそうです。

 

食事が終わって、お勘定を済ませると、ちゃんと靴が玄関に揃って置いてあります。きちんと管理されていると言うか良く覚えていると言うかすごいと感心しました。お店の人は何人もいるのですが、番号札出しから、お支払い、など一人のお姉さんが取りしきっています。小さなお店じゃないのです。すごく記憶力の良い人です。

お店で順番を待っているときに隣のお店のお味噌が美味しいと話している人がいたので、帰りに隣のお店に入ってお味噌を買いました。「お味見をしてみます?」とここのお店の奥さんもとてもいい感じなのです。ちょっとなめたら大分塩辛かったです。「普通のお味噌より塩辛いけど農家の仕事は重労働だからこのぐらいの辛さがちょうど良いのです。」って話してくださいました。「もろキュウにして食べると美味しいですよ。」と言われたので、小さい袋の方を買ってきました。塩辛いけど美味しいお味噌です。 大内宿の人たちは素朴でいい感じで、白川郷みたいに俗っぽくないと感じました。

大内宿を3時半頃出て寄り道しないでエクシブへ戻りました。この日は大内宿へ行っただけで一日終わり。

 

バイキングの夕食へ