奈良井宿

エクシブ蓼科からの帰り地図を見ていたらちょっと寄り道出来そうなので奈良井宿へ行ってみました。

中央高速を反対の方向へ。塩尻で降りて、木曽路を走りました。途中パトカーがいたので追い抜いて行くことも出来ずみんなゆっくり。

まだ午前中だったので奈良井宿はあまり観光客が居なくて駐車場も楽に停められました。

お年より達がお店の前に椅子を出してのんびりひなたぼっこをしていて、観光に来た私のほうがじろじろと見られている感じでした。

ガイドブックにも載っている漆アートやおみやげ物を売っている花筏というお店の奥さんと長い間おしゃべりをしてしまいました。外を歩いていたら呼び止められたのです。

息子たちも主人もこのときは居なかったので一人旅も自由にできていいなと思いました。

漆塗りについて勉強して、自分の好みの塗りで作ってもらった品を売っています。漆塗りというとつやつや光ったと思いますがここのは、つや消しのずっしりとした感じの器です。漆塗りのお皿や、奈良井宿の画集を買いました。

奈良井宿1

 

奈良井宿2
誰もいませんね

中村邸  

中村邸は天保の豪商、櫛屋中村利兵衛の屋敷で奈良井宿を代表する建物です。村指定有形指定文化財として一般公開されています。ここで作られた柘植の飾り櫛が江戸や京都へ運ばれ、大商いをしていたそうです。私の感想としてはそれにしてはこじんまり。間口の広さで税金が決まるため間口は狭く細長い造りになっています。入ってすぐはお店の間で今は案内の方が座っています。その横の階段を上がると茶室です。

中村邸1
二階茶室

中村邸2
二階お座敷窓側

中村邸3
二階お座敷

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台所:囲炉裏があり上は吹き抜けで二階のお座敷と板張りの部屋はつながっていない。

一階奥座敷
一階の奥座敷

奥座敷の横の階段を上ると板ばりの部屋がありそこに当時の塗りの櫛や、帳簿類などの古い資料が展示してあります。

囲炉裏のすすで黒くなった太い柱や梁のある昔の家になぜか心惹かれます。

中村邸を後にして道の所々にある水場で手を浸したり、民芸品のお店をのぞいたりしているとすぐ町の反対側の端に来てしまいました。奈良井宿は端から端まで1kmぐらいしかありません。駐車場までの帰り道、五平餅を食べてゆっくり歩いて戻りました。このころには観光客もだいぶ増えて宿場町もにぎやかになってきました。

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